朝はワンオペ。
日中はお仕事。
夜もワンオペ。
毎日子どもとひたすら1人で向き合う日々。
子どもからの
『抱っこしてー』
『着替えさせて〜』
『食べさせて〜』などなど…
甘えたい発言にどこまで応えるべきなのか
実際に私がしている対応などをご紹介いたします。
基本的には全て応えるようにしています。
ただし自分に無理のない範囲でね…
ワンオペ中の子どもからのお願い
我が家は朝から晩までワンオペで過ごしています。
常にバタバタ、お家にいる間は基本的に座ることはありません。
何でかわからないけど常にやることがあって座れないのはあるあるですよね
でも、そんな時に子どもたちから
『抱っこして〜』
『お着替えさせて〜』
『食べさせて〜』
などと言われたら、どうしてますか?
私の正直な気持ちととしては
『忙しいし自分でやって欲しい!』
特に朝の1分1秒が惜しい時には『くっ…なぜ今なのか…』と毎回思っています。
さっき「やろうか?」って聞いた時は拒否したのに、5分後に「やってー」って言ってくるのはなぜなのか?
子どもの『やって〜』は叶えたほうが良い!?
我が家は『やって〜』に応えるスタイル
我が家(というかワンオペなので私なのですが)は、基本的に『やってー』と言われたことはできる限りやってあげるようにしていました。
というのも、【朝から夕方まで長い時間保育園にいて疲れている】と思っていたからです。
我が子たちは朝の7時半から夕方17時半過ぎまで約10時間も保育園にいます。
大人でも10時間会社にいたら疲れてしまいますよね。
そんな疲れた中でご飯を食べたり着替えたりって大変だろうなと感じていました。
実際、大人になっても疲れている時は
『今日何もやりたくないー』
『誰かご飯作って食べさせてお風呂にも入れさせてくれー!!』
って思うときありますよね?
ちなみに私は毎日思ってますよ!!
子どもの『やって〜』は、きっとそんな気持ちの代弁なんだろうなと思っています。
とは言え。
『どこまで甘えさせて良いのか』『やりすぎて何もできない子になるのでは?』という不安があったのも事実です。
子どもの『やって〜』は叶えるべき!
甘やかしすぎかな…「自分でやってごらん」って言った方がいいのかなと悩みながらも応えていた日々。
そんな時、あるTV番組が目に飛び込んできました。
それは、NHKの「ハロー!ちびっこモンスター」です。
なぜか子どもたちが大好きな番組です
育児に不慣れなパパが、ママ抜きで子どもたちのお世話をしてみよう!という感じの番組。
現役保育士のてぃ先生の解説と育児経験者の野々村友紀子さんのコメントが面白いのもポイントです。
毎回、家事・育児に奮闘するパパの様子とそれを見ているママの本音が垣間見え、『わかる〜!』と首がもげるほどうなずいてしまいます。
そして、ある家族の回で
『自分でできるのに”やってー”と甘えることに悩んでいる』
というお話がありました。
そのお悩みに即答で
『どんどん甘えさせてあげてください!』
と答えていました。
その理由は、
【子どもの甘えたい欲求に応えることで、心がしっかりと満たされるから】
そうすることで、むしろ自立心が早く育つそうです。
甘えを受けてもらうことで、自分に自信が持てるように心も一緒に育ち、自立していくことができていくようです。
そもそも自立の意味が違う?
自立と聞くと、『自分で何でもできる』『他の人の力を借りない』と思いがちですが、そうじゃない一面もあるようです。
「自立」とは、依存しなくなることだと思われがちです。でも、そうではありません。「依存先を増やしていくこと」こそが、自立なのです。これは障害の有無にかかわらず、すべての人に通じる普遍的なことだと、私は思います。
(引用元:全国大学生活協働組合連合会|大学生協の保障制度)
もし、子どもの『やって〜』に対して「自分でやって!」と突き放してしまうと、子どもの心が満たされない状態に。
すると、余計に甘えがひどくなったり、自分でやらなくなってしまったり、親を頼れなくなってしまったり…
つまり、親を頼るという依存先がなくなり自立しにくくなってしまうのです。
本当に甘えさせていいの?
とは言え。
本当に甘やかしていいのか?
どこまで甘やかしていいのか?
まだ疑問に残る部分もあったので色々調べてみました。
『甘やかす』って言葉が引っかかるんですよね…
すると!なんと!
どのサイト・文献・雑誌でも
子どもの甘えには応えた方が良い
との記載がありました。
ただし、この『甘え』は精神的な部分のことで、
『おもちゃを買う』『お小遣いをあげる』などの『金銭や物質的要求』は含まれません。
精神的な甘えは
・ご飯食べさせて
・抱っこして
・お話聞いて
・ママが決めて
など、子どもの気持ちに寄り添ったものになります。
ママに選んで欲しいも精神的な甘えに入るとは意外!
子どもの『やって〜』なぜイライラしてしまう?
子どもの甘えに応えてあげた方が良いのはわかった!
でも、やってあげたいけどついイライラしてしまう…
それはきっと、こんなことが原因で素直に甘えさせてあげられないのかもしれません。
子どもの年齢
1歳児に言われる『やって〜』と5歳児に言われる『やって〜』。
きっと、親の受け止め方も違ってくると思います。
1歳に言われれば【まだ小さくてできないもんね】と素直にやってあげられることも、5歳に言われると【もう1人でできるのになぁ】と思ってしまうことも。
そんな時は
まだ生まれてから5年しか経ってない
と思うようにしています。
生まれてからまだたったの5年です。
社会人でも、サポートなしに100%任せるにはまだ少し不安な時期。
そう思うと、生まれて30年以上のベテランに頼りたくなるのも当たり前です。
心よくお手伝いしてあげましょう。
ベテランおばちゃんに任しとき!
甘えの内容
また、『やって〜』と言われる内容によっても親の気持ちが変わってきてしまいます。
ご飯を手伝うのか、着替えなのか、おトイレなのか、お箸の持ち方なのか…
今6歳のお姉ちゃんはリボン結びを練習中で成功率70%。
できる確率が上がってきているので、できなくて『手伝ってー』と言われると【なんで今日はできないんだ…】と思うこともあります。
まだまだ練習中なので温かく見守ってあげられる余裕が欲しいです。
そんな時は、
私はプロ。
子どもはアマチュア。
と思うようにしています。
もし、リボン結びが100%できるようになったとしても、出来栄えは確実に親である私の方がキレイです。
子どもはアマチュアなので、プロである親の助けを必要とするのはしょうがないこと。
プロとして威厳を保つためにも、広い心でお助けしてあげましょう。
大谷選手をお手本にプロでも謙虚な気持ちを忘れずに!
自分に余裕がない
おそらくイライラの1番の原因はコレです。
もうこれに尽きると言っても過言ではないです。
時間にも余裕があって、人手にも余裕があったら、子どものお願いもすんなり受け止めてあげることができると思います。
でも我々はワンオペで常に時間に追われている。
そんな中で子どもの『やって〜』に応えてあげる。
えらい、えらいです!
でも、今日は本当に無理〜!
って時もありますよね。
そんな時に私がやっている対処法をお教えします。
『やって〜』に応えてあげられない時は?
子どもの精神的な甘えを受け止めてあげたいけど、時間的にも体力的にも厳しい…
でもやってあげたい…
そんな時に私がとっている方法をお伝えします!
全部はやらない
時間がない時によくやる方法なのですが、一部分だけをやってあげるパターンです。
手が離せなかったり、何かをやっている途中だったりする際に『お着替えやって〜』と言われたら
『今、○○をやってて忙しいから、上だけお手伝いするね』
『ズボンと靴下はお願いしてもいいかな?』
と、いう感じです。
子どもに余裕があれば、そのまま受け入れてくれます。
もし『え〜』と嫌な感じを出されたら、
『じゃぁ靴下も手伝うからズボンはお願いね』
というと、意外と受け入れてくれることが多いです。
もうほぼお手伝いしてしまっていますが、1つでも自分でやってくれると全然違います。
『全部自分でやって!』と言って、その後修羅場になるくらいなら何%かはお手伝いした方が平和に過ごせます。
朝のわちゃわちゃは体力的にも精神的にもキツい!
他にも
【ごはんの場合】
・3口だけお手伝いするね
・スープだけお手伝いでもいいかな
・親→子→親で、順番こに食べてみよう
【抱っこの場合】
・今疲れてるから10秒だけ抱っこするね
・座ったまま抱っこでもいいかな?
・今忙しいからとりあえず、ぎゅー(ハグ)でもいい?
【お話聞いて】
・ご飯作りながらでもいい?
・今お仕事してるから時計の長い針が10になってからでもいい?
・後で読みたいからお手紙にして書いてもらってもいい?
こんな感じで、一部分だけお手伝いしたり、できるだけ寄り添えるように対応しています。
代わりの案を出す
私が気をつけているのは、
・少しでも精神的要求を満たす
・できなければ代替案を出す
この2つです。
一時期は『またあとでやるね』と言っていたのですが、子供から
『あとでって言ってやったことないじゃん!』
と言われて大反省。
今できなかったら後回しにしても、できないことがほとんどなんですよね…
先ほど色んなお願いに対していくつかの例を挙げましたが、抱っこをハグにしたり、お話をお手紙にしたり『今できる範囲で何らかの形で子どもの要求を叶える』という部分に注意しています。
最初の要求とは違うけれど、全くやらない時よりは子どもも納得して受け止めてくれています。
無理なときは無理と言う
もう本当にしょうがない時。
体調も悪くて、お風呂限界界隈になってる時に発動します。
『やって〜』と子どもたちから言われても、正直に
『ママ今体調がすごく悪くて、お手伝いできない〜(泣)』
というと、意外にも子どもたちはスッと自分でやってくれたりします。
ただし、これは普段はしっかりと甘えさせてあげていること、
代替案などで子どもの要求に向き合ってあげていることが大前提です。
いつもいつも『今日はできないよ』だと、子どもも受け入れてくれるはずもなく。
どうしてもの時にだけ、言うようにしています。
とは言え、そんなのお構いなしに『やって〜』と言われることもあります。
その時は歯を食いしばってお手伝いします(笑)
子どもを甘やかして安心できる場所に
子どもの精神的な要求を満たすことで、親が子どもにとっての最後の砦となることができます。
何かあっても親がいるから大丈夫。
そう思える気持ちを作ってあげることはとても大切です。
そうは言っても、親側の受け止めるキャパや時間には限りがあるのも事実。
自分の無理のない範囲・できる範囲で、時には『無理!』と正直に伝えてお互い甘えて甘やかせての関係を築けたらいいですね♪
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